スクーリングの思い出⑩ひとし君
大阪傾聴ルーム新町(1on1)カウンセラーす~みんです。
実際に産業カウンセラーとして活躍していらっしゃる養成講座の講師陣が、『このDVDを何度見たか分からない…』と口をそろえておっしゃるDVDを、講座初日と半年ほど経った時に観ました。
ベテラン産業カウンセラーと会社員クライアントの、実際にあったカウンセリングの顛末を端的にまとめたDVDです。(22回のカウンセリングを10回にまとめたものらしい。)
主人公はクライエントのひとし君。
話す内容をメモ書きした紙を手に「あ…、あの~…。…。」とおどおどした調子でぽつりぽつりと話し始め、
「今の仕事(経理)を辞めたい。もっと自分に合った仕事(営業)をしたいと思っている…。」
と、カウンセラーに訴えるひとし君。
傍から見ていて(DVDをみながら)、この子に営業職はちょっと…という印象のひとし君が、カウンセラーとのやり取りを積み重ね、メモ書きを見ずに話すようになり、自分が好きなことをイキイキと話すようになり、時にはカウンセラーも一緒に泣きながらカウンセリングを続け、自分の人生観をみつめなおし、現在の仕事と向き合っていく内容なのですが。
初めてみたときは、(こんなに上手く話が展開したら、世の中どんなに良いことか。)という、なんとも不自然な感覚が残りました。しかも思い描いていたカウンセリングとは全く違い、カウンセラーはほぼ何もせず、ただひたすらひとし君の話を聴いているだけにみえました。
それが。
半年後にみると、視点が全然違いました。
(この部分はまだ信頼関係の形成中だな)(これは受容)(今のは感情の明確化)(上手に要約しているな…)といった具合に、傾聴カウンセリングの技法や段階を捉えながら見ている自分がいたのです。他のスクーリング生たちも、同じような感想をもったようです。
「だから上手くいったんだね。」
毎回悶々として進歩している気が全くしなかったけれど、実は身についていってる部分があったんだなぁ~としみじみ。
でも、このDVDのカウンセラーのように、クライアントの問題や課題を見極め、クライエントへの支援方針を立て、クライエント自身が今後の展望を持てるようになるまでには、まだまだ学ぶことが多い、と自分の選んだ道のりの長さを感じると同時に、傾聴カウンセリングの奥深さとやり甲斐を感じました。
大阪傾聴ルーム新町(1on1)カウンセラーす~みん
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